「星を生んだ少年」




彼は星のように明るい金の髪と、闇のように深い洋服を貰いました。



ある日彼は空を見上げました。

「ほしがないね、お母さま」
彼は呟きました。

「貴方にはほしのように明るい髪があるでしょう?」
彼の母は微笑みながら答えました。


「貴方はこの国の星になるのですよ」
と付け足す時の彼の母は目の色が闇のように真っ黒でした。





国民は彼を羨ましがり、また、愛しました。
彼はそれを苦痛に感じ始めるのです。


「僕は星じゃないよ」





「お星さま」「お星さま」「お星さま」「お星さま」「お星さま」
「お星さま」「お星さま」「お星さま」「お星さま」「お星さま」





国民の叫ぶ声は日増しに多くなり耐え切れなくなった彼はグラスを手に取りました。





「お星さま」「お星さま」「お星さま」「お星さま」「お星さま」
「お星さま」「お星さま」「お星さま」「お星さま」「お星さま」





グラスにはワイン、大切にしていたボタンを入れ自分の足元に流しました。

「この国は狂っている!」



彼の服に似遣わないそれはたちまちに広がり空に上がっていきました。











「アスタラヴィスタ」

彼は自分の名前と名誉を引き換えに夜空に光を与えました。











星を生み出したという1つの仮説。


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星を生んだ少年のお話







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こういうの1回してみたかったんです。



20070721  智広